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2009年 06月 15日

伊賀市音羽地区の棚田

丸柱から伊賀市街に向って小さな峠を越えると、音羽という地区があります。 何と綺麗な響きでしょう。 こんな鄙びた集落の地名とは・・・。 地場産業も何もなく、唯一農業のみ・・・。 しかし、音羽の棚田は見事です。
三重県は、昔から林業が盛んであり、その為か僻村集落(限界集落?)が多く散在しており、県内全体に棚田が今でも多く残っています。 近年は、棚田を観光資源にと、「ふるさと景観基本条例」等のバックアップにより、行政が補助金を出して、積極支援しておりますが、果たしてこのままで、地域の環境や景観が、そして村人の暮らしが維持できるのか、私は甚だ疑問に感じております。
何せ、行政が(公務員ですよ!)支援する事業は、一時的延命はするものの、成功した試しは、過去より全く事例が有りません! 全くお粗末ですよねえ  何もせずに、じっとして退庁時間を待っていれば良いものを・・・

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でも、やっぱり綺麗ですね。 地域の農家の皆さんが、毎日汗水垂らして、草刈をした結果、この環境が維持されています。 高齢の農家の皆さんがです。 この棚田が2~3ヵ月放置されますと、稲の穂の高さまで雑草が生い茂ります。 人工的に維持された環境も、人間様がチョッとサボると一瞬に破壊されます。 これは、林業の漁業も農業も全く同じです。
環境保護は、何も温暖化だけが、全てではありません。
第一次産業(古い言葉ですが・・・)を守ることこそが、一番重要な環境です。 
皆さん!世界での位置付けに、一喜一憂して産業界の利益誘導に踊らされているよりも、故郷,古里をもっと見詰め直しましょう! そしてもっともっと大事にしましょうね?

伊賀市音羽地区の棚田_f0201562_21245214.jpg

by goshinan | 2009-06-15 21:55 | 田舎暮らし