2009年 09月 10日

大壺を制作しました

 秋の穴窯焼成用に大壺を2個制作しました。
 大きさは、右側が35㎝,左側が28㎝程度です。 制作日数は2個同時進行で、3日間で出来上がります。
 今回の焼成は、日数6日間(136H)で10月20日(火)から焼成の予定です。 詳細は、後日UPします。
 窯に入れる作品数は約250個程度です。 もちろん、湯のみ,皿のような小物から徳利,花器さらには今回作った大物まで種々色んな形状の作品を用意しなければなりません。

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 穴窯は火口が前の一ヶ所だけの原始的な窯です。 窯内の温度分布が不均一であり、また、前から見て、作品の正面にしか炎が当らず、裏側には全く炎が当たりません。
 ですから、炎の当たり方によってコントラストがハッキリする訳です。 所謂、炎の遮蔽物を作品の前に置くことにより、変化が生まれてくるのです。 ですから、ぐい飲み,湯のみ等の遮蔽物に利用する作品が多く必要になるのです。 同じ形状の作品をたくさん作り、一列に窯詰めして焼成しますと、何の変化も無い作品が出て来て、全く面白みがありません。 
 窯詰め時に高低,幅による変化を付けますと、炎が窯内で乱舞して、思いもかけない変化が作品に表れます。 これを「窯変」と言って珍重されます。 
 窯焚きは、この「窯変」を求めて温度,雰囲気(酸化,還元)を薪の投入によりコントロールするのです。
 薪も沢山投入すれば温度が上昇する訳ではありません。 一回の薪の量を減らし、間隔を縮めて投入した方が温度は上がって行きます。 窯内の熾きの量を如何にコントロールするかが、最も重要になります。
by goshinan | 2009-09-10 19:15 | 日々の作陶