カテゴリ:穴窯(薪窯)の焼成( 22 )

2012年 11月 04日

7日間の徐冷後、本日、窯出ししました

10月22日から穴窯焼成を開始し、27日午後1時に終了しました。 5日間半の焼成でした。
 焼成中に東京から姉夫婦が、一週間の長期応援に来てくれ、大変助かりましたが、でももう年ですねえ・・・大変大変疲れました。 焼成後、今日までの一週間期待と不安が錯綜し、睡眠も浅くて、その結果風邪を引いてしまいました。 まだ気分がすぐれません。

 
f0201562_201383.jpg
 
 
 本日、13時に窯焚きのお手伝いをいただいた柴本さん,杉浦さん,越沼さん,それからわざわざ伊丹から駆け付けて下さった日原さん親子と一緒に窯出しを始めました。 窯内は一週間も経つのにまだまだ熱く、10分も入っていると、もう汗だくだくになります。 それでも何とか全ての作品を窯から出し終えることが出来ました。

 
f0201562_201441100.jpg
 

 焼き上がりは、作品を追々ご紹介しますが、欲を言えば、後12H位焼成した方が全体の焼き上がりが良くなったかもしれません・・・・。 これも、あくまでも結果論です。 何事も安易に成功すれば、おもしろさは激減します。 失敗するから、今度こそ絶対に!と、言う気持ちにもなれるのですから・・・。 まあ、常識を超えた1,300℃という高温で焼成するわけですし、さらには天候にも大きく左右しますので・・・ね。
 そして、作品の焼き上がりを見ると、炎がどうも根(下部)の方を走ったようです。 これは窯詰めが上手くいった証であり、一つの大きな成果とも言えます。 良かった良かった。 最後に、先ずはお疲れさまでした。
[PR]
by goshinan | 2012-11-04 20:31 | 穴窯(薪窯)の焼成

2012年 10月 29日

二年ぶりの薪窯焼成!!

 一年ぶりにブログを再開しました。  昨年、不注意な怪我をしてしまい、年一回の穴窯焼成を断念せざるを得ませんでしたが、心機一転して今年は必ずや焼成することを決意し、さらには窯焚きの助っ人も変更して望むことにより、やっと10月22日から27日迄の6日間の日程で窯焚きを行えることが出来ました。

 
f0201562_20463348.jpg


 今回は、「中窯」の焼成です。この窯は3年ぶりの焼成になります。 当然ながら湿気が物凄く含んでおり、中々温度が上がってくれません。 1,100℃台で停滞し、1,200℃台でまた停滞し、26日にやっと1,300℃に達成できました。

 
f0201562_20521289.jpg


 この写真は窯の後部の小穴からから噴き出ている炎です。 炎の揺らぎが幻想的でしょう?
 この炎が出始めると、窯内全般に炎が渦巻き、還元焼成の為に外部の空気を求めて炎が出て来ます。
 もう直ぐ煙突まで炎が届きます。
  
f0201562_20575521.jpg


 この作品は、焼成途中に窯内から引き出した、所謂『引き出し黒』です。 引き出された作品は真っ赤になっており、そして急激に外気で冷やされる為に、釉薬が「強還元」となり、黒く変色します。 最初の窯詰めの写真の中下段に詰めた黒色の焼き直しの茶碗を引き出したものです。 釉薬は、自家製の「畑谷釉」を塗布しています。焼き直しの為に、より一層の松灰が付着して一つの景色となりました。
[PR]
by goshinan | 2012-10-29 21:21 | 穴窯(薪窯)の焼成

2010年 12月 02日

今回焼成の作品紹介


 
f0201562_22262845.jpg


 今回の焼成で、大壺は8個ほど窯詰めしました。 普通大壺は、窯上部に流れる炎を遮断すべく上段ぎりぎりに火楯のように並べます。 当然ながら自然釉が乗った作品が多くなります。 この作品は、捨て間の下段に窯詰めしましたので、灰が少しかぶっています。 大きさは、35㎝と28㎝位です。 作品全体に窯変による色変化が微妙に表れて、まずまずの出来栄えとなりました。

 
f0201562_22354575.jpg


 この作品は二度焼の花器です。 前回の焼き上がりが今一歩でしたので、今回は窯奥の上段に窯詰めしました。 二度目ですので、灰がしっかりと乗り、釉薬が微妙な流れとなって、一つの景色が表れました。
 穴窯の場合、窯奥に入れた作品は、温度上昇が困難の為、灰の乗りが悪くなります。 ですから、どうしても二度焼したくなりますが、二度焼すると、良い作品になる訳ではなく、出来栄えが悪くなる場合もあり、またコスト的にも合わなくなって来ます。 今回の作品は良い結果が表れました。

  
f0201562_233188.jpg


 この作品は、前部中段に窯詰めし、焼き上げる30分位前にステンレスの棒で引っかけて熾きの上に落とし込みました。 溶けた釉薬が熾きに埋まって焦げることにより灰かぶりとなって、金属的な色変化が表れました。 
 穴窯の焼成は、窯詰め時にも色んな工夫をしますが、焼成時にも色んな事を行います。 例えば、燃料の薪でも、松割り木の太割り,中割り,細割りがあり、また松の立ち枯れや雑木も用意して、適宜使用します。
 他にも、孟宗竹や炭を使用する作家も居られるようです。 色んな燃料を使い分けて、如何にして作品に変化をもたらすか・・・・その工夫が「経験」なのでしょうねえ・・・・。
[PR]
by goshinan | 2010-12-02 23:25 | 穴窯(薪窯)の焼成

2010年 11月 14日

窯焚きが終了しました・・・でも期待と不安・・・

 11/7からの窯焚きも、一応天候(突風が吹き続けましたが・・・)にも恵まれて、予定通り11/11には終了しました。 果たして、私の思惑通りの焼成出来たかどうか、神に祈るのみです。 11/16には窯出しの予定ですが、未だ窯は熱くて触っていると手を放さざるを得ません。 ですが、陶器にはこの徐冷がとっても重要であり、900℃から400℃までの温度帯が釉面のシットリ感を引き出してくれます。 伊賀焼は、急冷させると緑色のビードロが冴えますが、シットリ感が無くなり、釉面に光沢が出て来ます。 しかし、徐冷させると、釉面の結晶化が進み、艶消しのような風合いが出て来ます。 これは、作者の好みの問題ですが、私は艶消しのシットリ感が気に入っています。

 
f0201562_10425380.jpg


 今回は、東京の姉夫婦が穴窯の焼成体験に1週間丸々お手伝いに来てくれました。 私の担当は夜の部(午前零時から翌朝の8時まで)でしたので、昼と夜が逆転した状態でしたので、庭の草刈りや玉葱の苗植えまで、夫婦で行ってくれました。 感謝!感謝!
 私の家では、今年は柿が豊作で、現在は渋柿をもいで「干し柿」のシーズン入っています。 二人は一生懸命柿をもいで皮をむき、軒先に吊るしてくれました。 これも田舎暮らしの一つの風物詩です。 渋柿も100個以上もいだでしょう。 木にはまだ20個程度ありますが、鳥が啄ばむ為に残しました。

 
f0201562_110172.jpg


 この窯焚きで、私の一年が終わります。 窯出しするまで、期待と不安が錯綜して、中々ノンビリした日々の暮らしも安眠も出来ません。 そして窯出しすると、必ず後悔します。 あの時こうすれば良かった・・・と。
 まあ、失敗するから繰り返しチャレンジ出来るのでしょうねえ・・・・。
[PR]
by goshinan | 2010-11-14 11:18 | 穴窯(薪窯)の焼成

2010年 10月 30日

窯詰めも終盤に入りました・・・・・あと一歩・・・

 昨夜から台風の影響があるかな?と、思いつつぐっすりと寝入ってしまいましたが、少し雨が降った位で関東に過ぎ去ってしまいました。  窯詰めも予定通り進んでいます。  九分九厘完了の域まで達し、後20~30点詰めるのみです。  大物の隙間に徳利,湯のみ,グイ呑み等を入れて終了です。
 今回の窯詰めは従来より一列多い五列になりました。  前の火床を少し小さくなるように工夫した結果、五列になりました。しかし一番手前の列の棚組みを三段に抑えましたので、奥の作品にも炎が直接当たるようになりました。  窯詰めは、いつも少しづつ変化させており、この穴窯の特性を見極めるように工夫します。   窯詰めの優劣が窯焚きに直接影響します。  窯焚きよりも窯詰めの方が数段難しいと、言われています。
 現在、いつも窯焚きのお手伝いを戴く「音羽の岡崎さん」が、ご自分の穴窯を焼成されておりますが、生憎今週は天気が悪く、燃料の薪を濡らさないように大忙し・・・・。  ですが、窯焚きは順調のようです。  あと一息、頑張って下さい!! 

 
f0201562_17513098.jpg


 今回の焼成は、捨て間が付いている大きな穴窯の焼成です。  一年間、暇を見て作りました作品と、前回の焼き直しの作品です。  大壺は、火前の両サイドにも入れましたので、8個ほど作りました。   小物も結構作らねばならず、薪作りの合間に色んな作品を作りました。  今年のテーマは『銅鐸』でしたが、中々イメージが纏まらず、取りあえず、銅鐸には程遠い花器を2点入れて見ました。  果たして、上手く焼けるかな??
 
 
f0201562_1822088.jpg


 捨て間には、今回初めて銅釉(織部)を入れました。 食器類が多くなりますが、松灰と融合してどんな色あいになって出て来るか今から楽しみです。
 中々良品が取れないのが『穴窯』の魅力の一つですが、丸5日間炎に晒された作品を見ていると、焼きが甘良作品でも、もそれなりの風格が滲み出ているように感じます。  あと一歩です・・・・。
[PR]
by goshinan | 2010-10-30 18:45 | 穴窯(薪窯)の焼成

2009年 12月 29日

09.10穴窯焼成作品(6)

 今年もあと僅かで暮れようとしています。 皆さんにとって、今年は良い年でしたか?
 私は、予定通り2回(3月,10月)の穴窯焼成が出来ましたし、また今年の5月から、HP,ブログもUPしましたので。まずまずの年でしょう。 
 来年も元気であれば、年2回の焼成を目指して、薪作り,作陶に勤しみます。
 今、 リビングで、好きなパトリシア・カースのCDを聞きながら、このブログ゙を書いています。 パトリシア・カースはニューシャンソンの分野に入るのかも知れません。 昨今シャンソンは極めて低調ですが、シャデー,ヴィクター・ラーズロなどを良く聞きます。 少し古いですが、良い音楽は時代を超えますよね。 勿論クラシックも、好きですよ。 FM放送に飽きるとCDを聞いています。 一日中、ボリュームを大きくして、聞いています。 オーディオも、良くはありませんが気に入っています。 スピーカーは70年代のテクニクスですが、まだ十分良い音を奏でます。 もう一台もテクニクスのトールボーイ型です。 アンプ,チューナー,CD,MDは全てデンオン製で統一しています。  リビングは20畳位あり、大きな音を出しても、まろやかな音になります。

 
f0201562_186473.jpg


 この作品は、デザインを決めるのに結構苦労しましたが、まあまあの焼き上がりです。 このような作品はアッサリした色あいの方が良いかもしれません。

 
f0201562_1894653.jpg


 この作品もタタラ作りの一連の作品ですが、鉄分の多い粘土を混ぜて作りましたので、発色が濃くなりました。 どちらが良いかは好みの問題ですね。 花は、母屋にある白い大きな椿と山茶花です。 葉をもっと少なくして、花だけ活けても良いかも知れません。
[PR]
by goshinan | 2009-12-29 18:25 | 穴窯(薪窯)の焼成

2009年 12月 21日

伊賀で今年初めての初雪が・・・・

 全国的に寒い日々が続きます。 暖冬という言葉が嘘のようです。 豊北地方では、屋根の雪下ろしにお二人が亡くなられたとの報道がありました。 若者が都会に集中し、田舎では高齢者達が取り残されています。 雪下ろしも、高齢者自らが行わねばならず、これからも痛ましい事故が増え続けるのでしょう。
 私の住んでいる地域でも、高齢者が多く、独居者が増え始めました。 このような状況が続きますと日本の古き良き伝統も衰退していくでしょう。 全く寂しいことですね。 
 私は今の所、心身とも健全であり、自分で出来ることは、人の手を借りずに出来ますが、高齢になるとそういう訳には行きません。 ですが、助け合う人全てが高齢になれば、と、考えないではいられません。 
 今日、初めて雪が降りました。 天気予報通りです。 また、先週の土日に伊丹からお二人が滞在されました。 女性は皆さんお元気です。 男性は少しづつですが萎縮し始めました。 これも世相ですか?
 毎日、薪ストーブの前で、ゆっくり新聞を読みますが、男性が安心して落ち着ける場所が減って来たように紙面からも感じ取れます。

 
f0201562_1164128.jpg


 この作品は、火前の右横隅に置きました。 自然釉がたっぷり掛かったのは良いのですが、結構底まで流れてしまい、棚板から剥がすのに一苦労しました。 ダイヤモンドノコギリでギーコギーコ根気良く行い、やっと剥がれました。 全くの重労働です。 でも、松灰の色そのものが 作品に表れて満足しています。

 
f0201562_11155483.jpg


 満足できる作品がなかなか出て来ませんが、これも無い知恵を絞って思考しながら、失敗を恐れずに、繰り返すことが寛容と思いながら、日々励んでいますが、これも元気で居られるからこそできることなのです。 
 皆さん! これからも元気で一人で過ごせる術を教えてください!
 「お一人様云々」の本が売れているようですが、さて、明確なる解はあるのでしょうか? 
[PR]
by goshinan | 2009-12-21 11:36 | 穴窯(薪窯)の焼成

2009年 12月 16日

09.10.穴窯焼成作品(4)

 大掃除も少しづつですが継続中です。 ついでに犬のミーコも洗濯しました。 人様のシャンプーで全身を洗濯してあげて、湯船に一緒に入ると、なんか気持ちが良いらしく、じいっとして浸かっています。
 洗濯が終わり、全身をミーコのバスタオルでしっかり拭いてあげたのですが、中々水気が取れません。
 30分くらい外で運動させて、やっと部屋に入れてあげましたが、まだ水気が取れず、頭をブルブル振り回して水気を取り続けていたら、急に泣き始めました。 
 見に行きますと、左右の耳がおかしいのです。 どうも片方の耳を脱臼したようです。 横を向いた耳を触るとキャンキャン泣く始末です。 動物病院に行けば良いのですが、診察代が高いしお金も勿体ないので、何れ治るだろうと思ってそのままにしておきましたら、昨日には治ってしまい一安心です。 
 今はいつものソファで眠り続けています。 そろそろお昼です。 小さい頃はに母屋で母と一緒に室内でゲージの中で暮らしていましたので、ミーコは現在でも人様と同様1日3食です。 お昼は食パン一切食べ、チビのくせに大食漢です。 でも、ガリガリです。 きっと放し飼いによる運動量がとっても多いんでしょうね。

 
f0201562_12194817.jpg

 
 この作品は、高さ21㎝くらいの一輪差しですが、これも2度焼のため釉薬がたっぷり乗っています。 このような作品が一回の焼成で出てくれば良いのですが、費用と時間がかかり、難しいものですね。 佳作です。

 
f0201562_12255172.jpg


 この作品は、18㎝くらいの小鉢です。 予め釉薬をつけて焼成したのですが、窯入れの場所が良かったのか、しっとりとした焼き上がりになりました。 シンプルな小鉢ですが、何でも使えそうで気に入っています。
 この釉薬は、自宅の薪ストーブの灰と丸柱産の長石とを混入した釉薬です。 色は緑が勝った茶色で、そこに薪の灰が降りかかり微妙な色合いを醸し出しています。
[PR]
by goshinan | 2009-12-16 12:48 | 穴窯(薪窯)の焼成

2009年 12月 08日

09.10.穴窯焼成作品(3)

 今朝も薄氷が張っています。 晴れて暖かければ山に入って薪作り、寒くて雨が降れば薪ストーブの前で仮眠の日々が続いています。
 薪ストーブの灰が溜まり始めたので、釉薬材料を作り始めました。
 まず、 ①灰を大きなバケツに入れて水を加えます。 ②灰と炭をフルイに通します(結構炭が多い)。 ③何度も何度も水を加えてフルイも通します。④粒子が均一になれば、今度はアク抜きです。 ⑤上水を捨てて水を加え続けます。 ⑥ヌメリが無くなれば、最後に細かいフルイを通して乾燥させてやっと出来上がりです。
 結構面倒な仕事でしょ? バケツ一杯の灰が完了時には1/5位に減っています。
 この手順を毎日行っても、約1ヶ月程度を要します。 
 こうして良質の灰を確保出来ても、釉薬の調合がもっと大変なのです。 
 焼成温度も各人それぞれ違い、最適な調合値をテストピースを焼成して探し出します。
 これも、何度も何度も行い続けます。 ですから、大部分の陶芸家は、市販の釉薬を使うことになる訳です。 

 
f0201562_19291963.jpg


 この作品は火前の側面を10㎝嵩上げした下に入れました。 灰がこびり付いています。 花器として使うと良いでしょう? 花はサザンカです。 器にミニ剣山を入れて活けてみました。 

 
f0201562_19344722.jpg


 この手付き花器は、当初『灰皿』として作ってみたのですが、玄関先の花入れとして使えるかな?と思って、方向転換させました。 手付きをもう少し太くした方が安心なのですが、華奢な形状の方が使われる方に、大事に扱ってくれるかもしれません。
 陶磁器は、雑に扱うと直ぐに割れます。 想いを込めて扱って戴ければ、それなりに愛着も生まれてきます。
[PR]
by goshinan | 2009-12-08 20:06 | 穴窯(薪窯)の焼成

2009年 12月 02日

09.10.穴窯焼成作品(2)

 今日は、暖かい日和でした。 一昨日より、年末の大掃除として、窓ガラス拭きを行っています。 室内の引き違いのガラス扉、玄関扉、各窓等々約40枚程度ありますが、少しづつ,少しづつ行っています。 ついでに網戸も取りはずして洗っています。 こういう時に助かるのは、今年作った雨水桶です。 雨水は400ℓ常に確保していますので、幾ら使っても大丈夫です。 この2~3日は薪ストーブもお休み。

 
f0201562_2141641.jpg


 この花器は、2度焼を行いました。 前回は少し灰の乗りが悪かったので、もう一度窯入れしてみましたら、良い具合にビードロが流れ、良い景色が現れました。 「伊賀の七度焼」と言うように、「古伊賀」も2~3回焼成したようですが、本当に良い作品は、一回の焼成で、ビードロがたっぷりそして生地はあっさりと言うのが、一番良いのでしょうが、それにはもっと焼成日数と薪が必要です。 「伊賀のバカ焼」とも言われるのは、この辺から来ているのかも知れません。

 
f0201562_21533236.jpg


 これは、タタラで作った鉢に手をつけて、予め釉薬を施して、窯の奥に入れました。
 薪窯(特に穴窯)では、焼締(無釉)の作品を全て窯詰めすると、奥は温度が低くて、灰が中々溶けてくれません。
 私は、奥には釉薬物か2度焼物を入れるようにしています。 そうしないと歩留まりが物凄く悪くなりますので止むを得ません。 しかし、釉薬物も溶けた釉薬の上に灰が降りかかり、電気・ガス窯での焼成とは違い、微妙に変化した釉薬の色あいに出てきます。 釉薬は、堅木の灰(薪ストーブの灰)と丸柱で採れる石川長石を混ぜたものです。 この作品は、東京の姉から頼まれた物で、予備も含めて2枚焼き上げたのですが、思いの他出来栄えが良かったものですから、ペアの作品として販売することとしました。 
[PR]
by goshinan | 2009-12-02 22:28 | 穴窯(薪窯)の焼成